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AGURI UCHIDA

画家、内田あぐりのブログ

心と眼が洗われる作品展

しあんが通う保育園の作品展へ行きました。

最近見た展覧会の中でダントツに良かったかな、子供の絵ってほんとうに無垢で素晴らしいです。

 

下の作品、タイトルは「大きな木」

園児たちの共同制作です。大きさは天井に届く高さ、横は4メートルくらいあるかしら、そんな大きな紙の上に子供達が寝転がり、木の形を作りました。その周りに木の葉や動物、虫達を絵の具やクレヨン、色鉛筆などで描いています。近くに寄ってよく見ると、小鳥やカブトムシ、蝶々、てんとう虫、青虫などなど、いろいろな虫や動物が森の中にたくさんいます。

 

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下の丸いドーム、タイトルは「森のお家」

これも共同制作、後ろには日々子供達が描いた絵が飾ってあります。

「森のお家」は大きな模造紙に思い思いの葉っぱを描いて、絵の具で色をつけてあります。ドームの骨組みを作り、そこに模造紙を貼ってあります。

入り口から中にも入ることができて、お家の中にも木やいろいろな虫たちが天井からぶら下がってたり、周囲にもたくさんいて、森の中にいるようで楽しくて、とても気持ちよくなります。

 

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指導してくださってるのは、毎週子供達に絵を教えにいらしている神山豊先生、そしてその息子さん。神山先生はとても素敵な彫刻をつくる作家で、息子さんは現役の芸大生とお聞きしています。

私も色々なワークショップを他で見てきましたが、未就学児たちの共同制作がこれほどまでに素晴らしい作品は初めてです。

やはりご自身でも素晴らしい作品を作る作家の方が指導してくださるので、こうした作品が生まれるのですね。

 

たくさんの作品を見て、私も心と眼が洗われました。

 

金沢 いっさか

 

金沢美大の授業が早めに終わったので、

金沢の石坂、通称いっさかと呼ばれる遊郭跡地を訪れてみました。

金沢は東茶屋街、西茶屋街という格式の高い茶屋街があり訪れる人も多く観光地化されていますが、いっさかは西茶屋街の裏手にある路地が入り組んだ場所にひっそりとあります。今では古い建物はなくなり寂れてしまっていますが、昭和の初めころには庶民のための赤線として栄えていた場所です。

西茶屋街の裏の坂道を下ると、生活用水路があり、その向こう側がいっさかです。

流れる水はとても綺麗でした。

用水路はまるで向こうとこちらをしきる結界のようでもあり、小さな橋を渡ると、なんとも言えないずっしりと重たい空気が流れて、人気のない不思議な風景が現れるのです。

住宅街の中にあるマンションの薄暗い1階の奥では、ドアを開け放して客を待つ店もありました。

 

 

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作品が私の墓である

 

「如何なる世が現われ様とも 私はただ一人の創意ある芸に一命を捧げて来た

如何なる世が現われ出様とも 死後墓は不要であると 私の考えは作が全生命であり

作品が私の墓であると考えるからである 人に知られぬ 只一人の世界」

 

                       ー富本憲吉・製陶余禄よりー