おおきなかぞく みんなのおうち
先日は孫のしあんの保育園卒園式でした。ウイルス騒ぎの中で、卒園児たちとお父さんやお母さんと先生たちだけの小さくても温かな卒園式、私も号泣するつもりで本当は参加をしたかったけれど、親御さんだけだったので残念ながらそれも叶わず。
5年間、本当に保育園にはお世話になりまして、どうもありがとうございました。
時々、お迎えに私が行っていたので、それもなくなるのかと思うと少し寂しいです。
このクラス、5年間一緒に過ごした子供たちは全部で13名、普段から親たちがみんな仲良くしてて、とても良いクラスだなと、祖母の私から見ても微笑ましい姿でした。
そんな仲の良い親たちが、子供が卒園をするにあたり、親たちで相談をして思い出アルバム、と言うか5年間一緒に過ごした思い出の記録集まで作ってしまいました。
みんなの仕事がライターだったり、編集者やカメラマンが2人もいたりとフリーで仕事をしている親たちが多いせいでしょうか、それぞれの仕事が忙しい中を集まって、この記録集を手弁当で作成したのです。
保育園の園長先生や先生たち美術の先生、駐車場のおじさん、みんなの気持ちがいっぱい詰まっている素晴らしい冊子となりました。
下に、園児のお母さんが書いた文章をちょっとだけ書いておきます。
素敵な文章、読むたびにほろりとして胸が熱くなって、そして元気をもらえる!!
「おおきなかぞく みんなのおうち」
園庭から見上げる空は、とんびがまわる大きな青空。
急階段の三ヶ丘のお山には、四季を彩る木々や花、虫に小鳥たち。
いちばん近いお砂場は、貝殻混じりの真名瀬の砂浜。
真っ青な海原の向こうに見える富士山、そして、
お迎え帰りの茜色に染まる夕日。
雄大で、感動的で、温かく、力強く、儚くて、美しい。
小さな園庭だけでなく、公園も神社も海も山も、
行く場所ぜんぶが、みんなのお庭。
葉山のぜんぶが みんなのおうち。
子供達を一人一人紹介しているページ。
Q2 大きくなったら何になりたい?
絵描きさん。
しーちゃん、5年間よくがんばったよね、卒園おめでとう!!!!
いのち短し恋せよ乙女
卒業生たちからもらった退任祝いの花かごのダリア。
何か別の生き物のような生命力がある、花のフォルムはおもしろいな。
ダリアの傍らのスーパーで買った八重の黄色いチューリップ、捨てられないで瓶に挿しておいたら、しおれていく花びらの先が深紅に染まった。
なぜかわからないけれど、ふと浮かんだ歌、いのち短し恋せよ乙女。
鬱金香
お仏壇にずっとお供えしていたチューリップ、枯れゆく姿がなんと美しいことか。
捨てられない。
桃の節句 2020/3/3
私が生まれた頃から毎年飾っているお雛様、もう70年も前のお雛様や調度品などです。
幼い頃はお雛様の髪飾りをはずしたり、髪の毛を梳いたりと、よく遊んでいたのを時折思い出します。
桃の節句は旧暦の3月3日の頃に桃の花が咲くことや、桃は魔除けの効果を持っていると信じられていたことに由来しているそうです。平安時代からずっと続いている日本の文化なのですね。
ひな祭りは子供達に災いが降りかからないように、元気に育つようにという家族の願いを込めたお祭りなのです。
どうか、一日もはやくウイルスが終息しますように、と祈るばかりです。