AGURI UCHIDA

画家、内田あぐりのブログ

2017-01-01から1年間の記事一覧

游魚 NO.5/2017

文学論、美術論、デザイン論の総合誌「游魚」第5号が出版されました。 書店で購入できますので、どうかよろしくお願いいたします。 今回も私のドローイングを扉絵に使っていただいてます。 定価:本体1,300円➕税 編集人:安達史人➕内藤久美子 発行所:西田…

北海道アイヌの旅 苫小牧 vol.2

苫小牧の夜は寂しくてサイコー。 苫小牧の創業100年の老舗レストラン、第一洋食店で。ご主人が傍に持ってきてくれた原精一のヌードに見つめられながらのワイン。 ぶらりと降りた苫小牧の街で、思いがけずに出会った珠玉の絵画たち、ここってお誕生日席みたい…

私の助手

疲れが溜まっていたんでしょうか、体調を崩してしまい、しばしの休養。 12月だからまあ仕方がないですよね、次の制作のためにエネルギーを充電。 で、アトリエがあまりにも散乱してるのを見かねて、 助手が片付けを一緒に手伝ってくれました。 いやー、使え…

北海道アイヌの旅 苫小牧 vol.1

久しぶりのブログ、山のような写真と書くことがあるのに、怒涛のようにやってくる申請書類の締め切り、何やってるんだろ私、ま、次へのプロジェクト始動のために仕方ないとするか。 まだまだ申請書類や推薦書は残っているけど、とりあえずの一段落なので久々…

備忘

「アイヌ風俗絵巻」(熊祭乃圖)早稲田大学図書館蔵

 雨のベランダのヴィーナス、そしてアトリエ

十月の冷たい雨

朝の胡粉

リトル・ナムジュン・パイク

何も描かない、という名の絵画

母べえ

深夜に、吉永小百合の映画「母べえ」を見る。 久しぶりに映画を見て泣きました。吉永小百合はなんと美しいことか、サユリストになってしまった私!! 特高や治安維持法、広島や長崎の原爆など、当時の社会を描いていることも奥が深い。 「母べえ」 監督:山…

チームKAWAの木下川紀行 / 膠のフィールドワーク vol. 7

九月の窓辺と手刷り木版と

麻紙を切るナイフ、毛利武彦先生からいただいたもの、もう40年近く使っています。 今回は麻紙の端切れがたくさんあるので、それを裁断したものに手刷をしてみました。機械刷りとは違い、手刷の方が思いがけない偶然の絵の具の刷りムラができて、私にはあっ…

もの派と草間彌生とサイ・トゥオンブリーと4歳になった日

映画 The Eagle Huntress

映画「The Eagle Huntress」 和名は「イーグルハンター 1000年の歴史を変えた”鷹匠”少女」 監督:オットー・ベル 製作年:2016年 日本未公開映画 制作国:イギリス・モンゴル・アメリカ モンゴル西部のアルタイ山脈に暮らすカザフ族、彼らの伝統的な1000年以…

8月14日  エスキースドローイング

記念のツーショット

文化庁新進芸術家海外研修制度50周年記念展 日本橋高島屋、2017年8月3日ー14日 終了後は各地巡回。 向かって右:山本直彰「ASK SEEK KNOCK」2017年制作 左:内田あぐり「人体ー1」2017年制作 山本直彰の作品とのツーショット、二人で並ぶのはこれが最初で最…

チームKAWAの網走紀行 / 膠のフィールドワーク vol. 6

八月の窓辺と水槽の二人と私の木版と

ジャコメッティを床に置いて、若い日本画家の絵を壁にかけて、涼しげに気分もすっきり。 そろそろ版画もたまってきたので、刷りに入ろうかな。

突然、ケルトが降りてきた

1993年の春、文化庁在外研究員としてパリに滞在していた折に訪れたイギリスの湖水地方のケズウィック。この時、娘は高校1年生になる年、和光中学校の3年生の最後の学期を休ませて研修に連れて行ってしまった思い出。 他の資料を探していたら、とつぜん、ケ…

北海道立北方民族博物館 / 膠のフィールドワーク vol. 5

網走刑務所 / 膠のフィールドワーク vol.4 番外編

チームKAWA、展示されてる蝋人形かと思ったよ! photo by Koichi Hiramukai

今日はしあんちゃんのお引越し

佐島から葉山へお引越し、保育園も近くなったし、小学校も目の前だし、バス停はすぐ近くだし、私の家にも歩いてすぐだし、これからいろんなことが便利になるよね。 車の中のゴミの山に埋もれて、すっかり疲れはてた爆睡ノ図。

私の福生 1978

1976年頃から住んでいた福生の米軍ハウス(ジャパマハイツ)の庭で、1歳の娘と一緒に撮った写真。 後ろの家は住んでいた米軍ハウス、家と庭は100坪くらいあったかしら、リビングが25畳以上に3ベッドルーム、キッチンが4畳くらい、10畳くらいのコンク…

短編映画 ラ・ジュテ

「La Jetee」 ”フォトロマン”と呼ばれるモノクロ写真を連続して映す手法の29分の短編映画。 第3次世界大戦後のパリを描きながら、記憶と時間を巡る内容となっている。 眠る女性が眼を開けるシーン、そこのみムーヴィーで映されていることがとても印象深い…

七月の窓辺とジャコメッティのリトグラフとやりかけの木版と

壁のリトグラフは1993年にパリに滞在していた時に買ったジャコメッティの作品、ジャコメッティのドローイングの展覧会を小さなギャラリーでやっていたのですが、とても感動した思い出があります。今からもう24年も前のこと。 私の木版、今回は下図を前もっ…

チームKAWA結成!!膠のフィールドワーク vol.3

とうとうチームKAWA結成です。内田共同研究の膠の研究員のMogu博士、映像担当のA女史、いつもこの二人に助けてもらっていて、というか二人に引っ張られるように調査をしてる私なんだけど。 これから二人の膠行脚を私が記録撮影していこうと思ってます。 この…

佐島とお別れ

長い間、佐島の娘の家に置いてあった最後の絵4点を撤収しました。バイバイ佐島、山のようなたくさんの絵を置かせてくれてありがとう。 佐島の家のガラスと庭。

大阪人権博物館/リバティおおさか 膠のフィールドワークvol.2

大阪浪速区、膠のフィールドワーク vol.1

2017年5月9日と10日、大阪浪速区のかつての皮革産業地域で、膠に関するフィールドワークを行いました。フィールドワークをしてくださったのは元大阪人権博物館(リバティおおさか)の学芸員をなさってらした太田恭治さん。近鉄の芦原橋駅で私たちは待ち合わ…