映画 The Eagle Huntress
映画「The Eagle Huntress」
和名は「イーグルハンター 1000年の歴史を変えた”鷹匠”少女」
監督:オットー・ベル
製作年:2016年 日本未公開映画
制作国:イギリス・モンゴル・アメリカ
モンゴル西部のアルタイ山脈に暮らすカザフ族、彼らの伝統的な1000年以上続くイヌワシを使った狩猟のドキュメンタリー映画。
山羊の皮を剥ぐ。
カザフ族は遊牧民で、暖かい間はゲルに暮らし、寒くなると小さな住宅へと移動する。
ゲルの中は美しい刺繍の壁掛けで一面が覆われている。
記念のツーショット
文化庁新進芸術家海外研修制度50周年記念展
日本橋高島屋、2017年8月3日ー14日 終了後は各地巡回。
向かって右:山本直彰「ASK SEEK KNOCK」2017年制作
左:内田あぐり「人体ー1」2017年制作
山本直彰の作品とのツーショット、二人で並ぶのはこれが最初で最後かもね、なので記念に写真撮っておきました。
だけど、展覧会場では私たちが唯一アヴァンギャルドしてたかな。
八月の窓辺と水槽の二人と私の木版と
ジャコメッティを床に置いて、若い日本画家の絵を壁にかけて、涼しげに気分もすっきり。
そろそろ版画もたまってきたので、刷りに入ろうかな。
突然、ケルトが降りてきた
1993年の春、文化庁在外研究員としてパリに滞在していた折に訪れたイギリスの湖水地方のケズウィック。この時、娘は高校1年生になる年、和光中学校の3年生の最後の学期を休ませて研修に連れて行ってしまった思い出。
他の資料を探していたら、とつぜん、ケズウィックのケルト文化が降りてきた!
ケズウィックで描いたスケッチ、何枚かスケッチブックにあるぞ!
探してたのはこれ、ケズウィックの民家に見られるケルトの十字架、この時は「西洋における人体表現の研究」というテーマでフランスの地方、スペインとの国境などに点在するロマネスクの壁画や柱頭彫刻を巡る旅が目的でしたが、ケルト文化の素朴な造形に惹かれてイギリス北部を旅したのでした。
ケルトの十字架から10年後の2003年、私は武蔵美の在外研修員としてイギリスに長く滞在をしていました。その時に訪れたのがダブリンのトリニティーカレッジ、ケルズの書とダロウの書を見るためでもあったのです。その資料はこれからまたアトリエを引っ付かきまわして探さなければ、です。
下の画像はネットから拾ったダロウの書。そして先日に訪れた北海道立北方民族博物館での北方民族ナーナイの壁掛け。ダロウの書の文様とアイヌやナーナイの装飾文様と非常に似ていることに驚いているのです。
これについては、在外研修時の報告書を確認しながら、改めてまとめてみようと思います。
ダロウの書
ナーナイの壁掛け(北方民族博物館コレクション)
アイヌの装束(網走郷土博物館コレクション)