AGURI UCHIDA

画家、内田あぐりのブログ

2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

沖縄取材日記 vol.5 奥ヤンバル大石林山

東前(アガリメー) 形から見て、新石器時代のヨーロッパで造られ始めた、ドルメン(テーブル型の石積み)状の拝所と思われます。真東から陽が入るように作られていることから、太陽信仰(アマテラス)と関係が深いのではないでしょうか。 御願ガジュマル、…

ニガナを食べたい

久高島の家庭の食卓。シークワーサー、烏賊の塩辛、ニガナアエと言うお祝いの席に出すニガナとサンマの和え物、モズクの天ぷら、豚と大根の煮物。 ニガナは島のいたるところに生えているそう、美味しかったから、また食べたいのです。 中央の塩はナサー屋「…

キッド・アイラック・アート・ホールの閉廊

キッド・アイラック・アート・ホールは窪島誠一郎氏(信濃デッサン館、無言館館主)が1964年に開業した美術、音楽、演劇、舞踏、朗読、映像など、領域を超えた表現活動を行うホールです。1998年頃に道路の拡幅により、現在のホールに移転し建物も新しくなり…

海からの贈りもの

沖縄の銀ネム

沖縄には至る所に銀ネムという合歓の木に似た低木が繁茂しています。銀ネムは沖縄戦の後に焦土と化した沖縄の緑化のために、米軍がこの種を上空から散布したと言われているハワイ産の外来種の植物です。銀ネムは繁殖率が高く、従来の沖縄の在来固有種の木々…

「游魚」が文学フリマに出ます

詳細:第23回文学フリマ東京 ・⇨http://bunfree.net/?youkou ・2016年11月23日(祝)11:00-17:00 ・入場無料 ・東京流通センター第二展示場(東京モノレール「流通センター駅」下車1分) ・出展名:木の聲舎 ・出展場所:1階EホールG-5

沖縄取材日記 vol.4 東村高江

国頭村奥の宿から東側の海岸線を走り高江へ。今回の沖縄へ来たのも、どうしてもヤンバルの森と高江を、テレビのニュースや新聞で報道されないネットでしか伝わらない現場を、この目で見たかったのも理由の一つなのです。高江は機動隊の車が道路沿いにずらり…

沖縄取材日記 vol.3 国頭村、奥の玉村方久斗と竜宮と猫

11月1日(火)から5日(土)まで国頭村に滞在。 国頭村の小さな宿に到着。宿は沖縄最北端の辺戸岬の小さな村にあります。 宿の周囲は鬱蒼とした南国の木々に囲まれ、すぐ近くは小さな入江となっていて、 この辺りは竜宮の入り口と言われてるそうです。入り組…

沖縄取材日記 vol.2 那覇から国頭村奥へ

国頭の宿の庭に咲く、月桃。

沖縄取材日記 vol.1 那覇

10月31日(月) 娘の亜里は重たいカメラ機材を、私は小さなスケッチブックと矢立と水彩絵の具、しあんは桃太郎の絵本とキティちゃんの水筒を、みんなそれぞれ大切なものを持って、沖縄へ出発です。 那覇の裏道にある小さなホテルにチェックイン、この界隈は…